【重大なお知らせ】 かつらぎヤンキーピーチ誕生!

こんにちは!かつらぎーの編集長のイノハラです!

本日はみなさんにとても嬉しいお知らせがあります。今日の記事は特段熱い想いを込めて書きました。


かつらぎーの!にネットショップ機能を付けました。HOMEの横に「かつらぎショップ」というボタンがあります!


第一弾は、かつらぎ町の桃農家・西岡宏倫(ひろのり)さんの「白鳳」と「川中島白桃」です!これは実に去年からの構想で、やっとみなさんにお披露目することができました!涙

このプロジェクトはただ単に農家さんが作った「農作物をネットショップで販売する」というものではありません。誤解を恐れずあえて言うと、「ただの美味しい桃」を販売しても意味がありません。


今回の場合は、「美味しい桃を買いたい!」ではなく「ひろやんの桃を買いたい!」と

食べてに思ってもらいたいとの想いで立ち上げたプロジェクトになります。

かつらぎ町の若手農家「西岡ひろやんさん」と出会ったのは去年の夏。

別のプロジェクトで必要な規格外の桃を探している時に、仲のいいママ友が

ひろやんさんを紹介してくれました。


初めてお会いした時は、「すっごいキャラ濃いな。w」「面白いなw」と「やっぱり田舎最高ww」と思いました。

話をする度に、その強面な見た目に反して、とっても純粋な人だなと思うようになりました。

純粋に農業が好きで、百姓への誇りを持って、桃作りへの情熱がものすごいなと思いました。

数日後、「1回俺の桃だべてみてや〜!」と箱に入った綺麗な桃をくれました。

白鳳だったとおもいます。


私がWEBの仕事を10年間していて、通販が得意だというフレコミを聞いた

ひろやんさんは「桃をネットで売って欲しい」とおっしゃいました。

私は、代理業はもうしないと決めていたので、心の中で難しいな〜と思いながらも

「かつらぎ町の農家さんの力になれたらいいなとは考えてます」と言葉を濁しました。


その日の夕飯時、ひろやんの桃を食べた私たち家族5人はびっくり!!!!

今までこんなに美味しい桃食べたことない・・・。

我が家の3人の子どもたちは「桃!もも!もも!」とパパが包丁でむく桃を見つめながら

列をなしていました。笑

その翌月、またもや化粧箱入りの桃を持ってきてくれました。川中島白桃でした。

この桃を食べると、、、もう、これはすごい!何がすごいかというと、ひろやんの桃がハズレがない!全部美味しい!確実においしい!これはすごい!と思いました。スーパーで結構高い桃を買ったとしても、当たり外れが激しいのが当たり前だと思っていた私は、本当に驚きました。


持続不可能な農業を、持続可能な農業にしたいと思っていた私はひろやんの畑に遊びに行きました。


そこで、農家が好きで小学生の頃から両親を手伝っていたことや、産直市場ができてから農業が楽しくなったこと、桃作りの勉強をしに山梨まで行ってることなど、いろんな話を聞きました。お子さんが3人おられるんですけど、農家は貧乏暇なしだから全く子育てできなかった。と奥様への弁解もされてました。笑(その時奥様はその場にはおられませんでしたが、感謝してるんだなーーと感じました。)

帰宅した私は「ひろやんの桃を売ってあげよう。」と心に決めていました。

なぜなら、ひろやんと喋れば喋るほど、農業の課題が明確になったからです。

なぜ農業がこんなに持続不可能な業態なのか?


その答えの一つは、「作り手がお客さんのことを知らなすぎるから」です。

なぜ知らなすぎるのか?というと、WEB業界から農家に転身した私が思うに、

スマホで情報をキャッチアップしたり発信したりする農家さんがいなさすぎるのが

ひとつの原因だと思います。


大半の農家さん(農業女子は除く)は、誰がいつどんなきっかけで、自分の作ったものを食べているのか。買っているのか知りません。


そのため、「ほれ!うちの桃はこんだけ手間かけて、こんなけ肥料やって、こんなに美味しく甘くなったんじゃどや!!!!」となってしまい、ひと昔前のプロダクトアウトになってしまっています。


プロダクトアウトとは、作り手の理論や計画を優先させ、お客さんのニーズよりも、「作り手がいいと思うものを作る」「作ったものを売る」という考え方のことです。これではお客さんの志向がものすごいスピードで多様化する中、取り残されてしまいます。これではどんなに美味しくても売れないんです。

さて、困った。


どうやってひろやんの桃を売ろうか・・。確かにひろやんの桃は当たり外れがない。今まで食べた中で冗談抜きで美味しい。だけど、この情報はネット販売において何の強みにもならないし、刺さらない。だって、美味しそうに見せてる桃なんてネットにたくさんあるんだから。。。


ひろやんが、減農薬で桃を作ってくれたらネットで売りやすいんだけどな〜だって、正直見た目が少々悪くても味がまぁまぁでも減農薬の方がいいというお客さんは一定数いて、その人達は高値でも買うんだもん。ネットで売りやすいわ。。。


という考えを振りほどき、何時間も、何週間も考えた。

しばらくひろやんの桃のことをすっかり忘れて、やんちゃな我が子たちとの夏を楽しんだ私は、フッとノートを見返した。

そこに買いてあったのは、この落書き。


そうか。

<<<ひろやんを売ればいいんだ。>>>


そこから、夫とブランドネームのブレスト開始。


「ちんぴら桃」「ちんぴらピーチ」「パンチピーチ」「パンチパーマーピーチ」「ピーチパンチ」「かつらぎチンピラピーチ」。。。


うーんちょっと休憩。

夫「かつらぎヤンキーピーチは_??????!!!!!」

私「めっちゃいい!!!!!!!!!!決まり」


ということで、かつらぎヤンキーピーチの構想が誕生。


(かつらぎチンピラピーチも捨てがたかった。w)

すっごいいいネーミング決まった!だけど、ひろやんに言いにくい。。w

「ヤンキーピーチとかふざけるな!!!」と怒られたらどうしよう・・

怖い。w

言えない。


私からはとても言えない。遠回しに「ネーミングも全部私に任してくれますか?」って聞くと

「任せるよ〜!!」とひろやん。この言葉を盾にして、制作にとりかかりました。w


結局、もうこれ以上は内緒にできないと思ったタイミングで、奥様のまりこさんにLINE。


まりこさん爆笑。

まりこさんから「本人気に入ってます。w」とラインを頂き、一安心。


「かつらぎヤンキーピーチ」のネーミングが我が家で誕生してから実に8ヶ月も過ぎていました。w

物が溢れてるこの時代。特に日本は、いつでもどこでも美味しいものが食べられます。物自体に価値を感じなくなっています。美味しい桃はどこにでもありますから。


ですが、ひろやんが作った桃はここにしかありません。

柿農家が多いかつらぎ町で、毎日桃の花をひとつひとつ摘み取って、白鳳の花粉を大きなブラシで川中島白桃の花に付けていくという考えただけでも気の遠くなる作業を炎天下の中やっている。「百姓好きやさかいな。」「手間かかっとんぞ」と話すひろやんは、とても純粋に仕事を楽しんでいます。


農家は尊い仕事です。


星の数ほどある職業の中で、二酸化炭素を減らし酸素をつくる職業は農家だけです。


ひろやんの桃が美味しくて、なおかつひろやんがとても素敵な人だから、

私は毎年ひろやんの桃を買うのだと思います。


人は、人から物を買う。この人が作ったものがほしい。この人が売ってるからこの人から買いたい。今はこういう時代。


だから、私はこの時代に農家さんを売ることにしました。

農家さんを売って、農業を持続可能なものにできたら、

子ども達に持続可能な社会を、地球を残せるのではないか?と思うからです。


私の有限ある時間は、全て未来の子ども達のために使っています。


「かつらぎショップ」はこちらから!

この記事を見て、「私もこのプロジェクトに入りたい!」という方はこちらまでご連絡ください。サイトデザインや動画など制作費は一切頂いておりません。ただし、発送やその他作業は農家さん側で行って頂きます。また、農家さんが「この値段でおろすよ」という卸値を決めて頂きます。その後、通販市場の競合調査を行った上で、実際にお客様に売る販売価格を私たちが決めます。 katsuragiino@gmail.com



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